正社員には新型コロナウイルスの影響でテレワークが実施されているのに、いわゆる「非正規」の私たちには認められていません。
2021/5/31
Q11-3で説明したとおり、通常の労働者である正社員と非正規労働者の間での不合理な待遇の相違は禁止されています。不合理性の判断においては、問題となっている待遇の性質・目的が重要となりますが、テレワークの目的には、通勤時間の削減や家庭生活と仕事の両立などがあり、さらにコロナ禍のような緊急時では労働者の感染防止のような労働者の健康確保も含まれることになります。これらの目的において正社員と非正規労働者との間で相違を設けることの合理性は見いだせず、正社員にテレワークを実施しつつ、テレワーク可能な業務を担当する非正規労働者に認めないことは不合理と解されます。
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